3月 総会&記念講演 安藤優一郎氏
武家の相続…家臣による主君押込もあった相続事情
日 付 :2018年3月10日(土)
講 師 :安藤優一郎(歴史家・作家)
時 間 :午後2時00分〜午後3時00分
場 所 :ホテルグランドヒル市ヶ谷 西館 「オリオン」の間
参加費 : 無料 ※5時からの懇親会ご参加にはお食事代が必要です。
総会&記念講演
権力者の相続争いは歴史を動かす大きな要因ですが、将軍や大名は主従関係にある大名や藩士の家督・所領相続に介入することで、権力の強化安定を実現します。しかし、家臣が主君の家督相続に介入することで権力の安定をもたらすという面もありました。
今回の講演では、江戸時代の主に大名家の相続問題に焦点を当てることで、知られざる武家の相続のルールを解き明かして行きますが。まず前史として古代の天皇家や貴族社会の相続事情について、武家社会と比較しながら触れていきます。そして、中世では女性が家督や所領の相続者でもあったことも明らかにします。
そして、大名家の家督相続のルールを具体的にみていきます。年齢制限のほか、急養子や仮養子の制度、出生・丈夫届の決まり、さらに家臣による主君押込めの慣行にも触れることで、武家社会の安定が実現していった背景に迫ります。
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