池上梅園から熊谷恒子記念館へ
2019年2月20日(水)は前日までのぐずついた天気が嘘のように晴れ、満開の梅を楽しむ事ができました。
なかなか訪れる機会のない都営地下鉄浅草線「西馬込」駅の改札口前で集合し、大田区池上にある「池上梅園」へ。
丘陵の斜面を利用した梅園の半分は戦前日本画家伊東深水の自宅兼アトリエで「月白山荘」と呼ばれていましたが戦災で焼失したそうです。戦後築地の料亭経営者が別邸として使用していましたが、遺族の遺志で庭園として残す事を条件に東京都に譲渡されたそうです。
戦時中東条内閣打倒の密議が行われたという茶室や、設計家・華道家・茶道家に愛された茶室なども見ることが出来ます。
かな書道界の巨匠とうたわれた熊谷恒子が生前住んでいた家を改修した「熊谷恒子記念館」では93歳で永眠する直前まで精力的に筆をとり続けた女流書道家の一生に思いを馳せました。
その他、馬込城のかつての城郭跡を辿りつつ、「おいはぎ坂」や、大森貝塚発見のモースで有名な「大田区立郷土博物館」などを見学して観梅立春見学会を終えました。
参加者は会員14名・一般6名の計20名でした。
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